🏆 2026年3月認定 26,850社(過去最多) | エビデンス準備&無料チェックリスト付き

健康経営優良法人2026 完全ガイド

認定要件セルフチェック|エビデンス準備&無料チェックリスト付き

📊 KEY METRICS ─ 健康経営優良法人2026の全体像

26,850

認定法人数(過去最多)
前年比+3,654社

3,765

大規模法人部門
ホワイト500含む

23,085

中小規模法人部門
ブライト500含む

44

健康経営銘柄2026
Premier制度新設

1714

大規模法人の
選択要件

178

中小規模法人の
選択要件

2026年3月、健康経営優良法人の認定数が26,850社に達しました。2017年の制度開始時わずか553社だった認定は、9年間で約49倍に拡大。健康経営は日本企業の「経営インフラ」として完全に定着しました。

しかし、量的拡大の時代は終わりを迎えつつあります。2026年度はPremier制度の新設、テーマ別取組評価の導入、ライフデザイン経営への拡張など、「質」と「成果」の時代への転換が明確に示されました。

本コラムでは、2026認定の最新動向を整理したうえで、2027認定を勝ち取るための逆算スケジュールエビデンスの準備方法を体系的に解説します。記事後半では、認定準備の全項目を一括管理できる無料Excelチェックリスト・ワークシートもダウンロードいただけます。

1

認定数の推移 ── 553社から26,850社へ

年度 大規模 中小規模 合計
2017 235 318 553
2019 820 2,502 3,322
2021 2,299 7,934 10,233
2023 2,676 14,012 16,688
2025 3,400 19,796 23,196
2026 3,765 23,085 26,850

💡 注目ポイント

  • 中小規模法人部門の伸びが顕著(前年比+16.6%
  • 人手不足対策として健康経営を始める中小企業が急増
  • 経済産業省自身も初めて認定(中小規模法人部門)を取得
2

認定制度の全体像 ── 7つの認定ティア

🌟 2026年度 新設

健康経営銘柄 Premier

通算10回以上 ─ 9社


健康経営銘柄 ─ 28業種44社

経産省×東証選定・上場企業のみ


ホワイト500 ─ 大規模上位500社


健康経営優良法人(大規模)─ 3,765社


ブライト500 ─ 中小規模上位500社


ネクストブライト1000 ─ 中小501-1500位


健康経営優良法人(中小規模)─ 23,085社

▲ 上位ほど認定難易度が高い

3

2026認定で何が変わった? ── 5つの変更点

変更① 選択要件の拡大・合格ラインの引き上げ

大規模 16中13 / 中小 15中7

大規模 17中14 / 中小 17中8

追加項目:育児・介護と就業の両立支援高年齢従業員への配慮

変更② プレコンセプションケアの新設

性別を問わず、将来の妊娠・出産を含めたライフデザイン支援を新設。現在はアンケート段階だが、今後、具体的取組の評価項目への格上げが見込まれます。

変更③ メンタルヘルスの評価方針が刷新

メンタルヘルス不調者への対応

心の健康保持・増進に関する取り組み

「不調者対処」から「全従業員の心の健康を高める」方向へ転換

変更④ KGI・目標設定の三層構造が必須に

「課題・期待効果・KPI」から「推進方針・目標・KGI」へ。経営トップがKGI検証に関与している旨の記載が求められます。

変更⑤ ブライト500の評価が「数」から「質」へ

適合項目の「数」中心から、「健康経営の組織浸透度」「健康風土の把握方法」を重視する評価に転換。

4

第5回推進検討会 ── 今後の制度変化4つのポイント

2026年3月17日に開催された第5回健康経営推進検討会で、今後の制度進化の方向性が示されました。2027年度以降の調査に反映される可能性が高い内容です。

🌟 POINT 01

健康経営銘柄「Premier」の新設

  • 通算10回以上選定された企業を特別顕彰
  • 要件:①10回以上 ②当該年選定 ③普及活動の実施
  • 該当9社:花王、TOTO、テルモ、SCSK、アシックス、丸井G、コニカミノルタ、大和証券G本社、大日本印刷
  • ロールモデル・アンバサダーとしての役割が期待される

🔎 POINT 02

テーマ別取組評価の導入

  • 7つの既定テーマ+最大3つの自由設定テーマ
  • 大規模10社・中小40社をベストプラクティスとして公表
  • 「100社あれば100通りの健康経営」──自社の独自性を示す制度

👥 POINT 03

ライフデザイン経営に関する設問の新設

  • 従業員のキャリアと私生活の両立支援に関する設問
  • 現段階はアンケート→将来の評価項目化を示唆
  • 育児・介護・治療・学び直しとの両立がキーワード

💰 POINT 04

健康投資額の可視化

  • 投資家が適切に評価できるよう「健康投資額」の見える化を推進
  • 非財務情報としてESG投資の文脈で定着
  • 統合報告書やアニュアルレポートでの開示が上位認定の加点要素に

💡 専門家の視点

"2026年の認定制度改革が示すメッセージは明確です。
「施策をやったか」ではなく「成果が出たか」を問う時代
第5回推進検討会で示されたPremier制度やテーマ別評価は、
健康経営が「やって当たり前」のフェーズに入ったことを意味しています。
次のステージは、自社ならではの「健康経営ストーリー」を語れるかどうかです。"

5

2027認定を勝ち取る! 逆算スケジュール

STEP 1 ─ 2026年5-6月

体制整備と健康宣言

  • 保険者の健康宣言事業への参加(中小規模は必須要件)
  • 経営トップ名での方針宣言+社内外への発信
  • 担当者の指名と役割の明確化

STEP 2 ─ 2026年6-7月

健康課題を「数字」で把握

  • 直近3年分の健診結果を集計・分析
  • ストレスチェック集団分析を確認
  • 残業時間・有給取得率・離職率を集計

STEP 3 ─ 2026年7-8月

施策の実行と記録

  • 未達項目に対する施策を実行+写真・議事録で記録
  • 「やった」ではなく「成果が出た」を示すデータを蓄積
  • エビデンスは「ファイル名ルール+共有フォルダ集約」で管理すると翌年度の再申請も効率化できます(→ 第6章で詳しく解説

STEP 4 ─ 2026年8-10月

申請準備と提出

  • ACTION!健康経営ポータルでオンライン申請
  • 大規模:8月〜10月中旬 / 中小:8月〜10月下旬(予定)

STEP 5 ─ 2027年3月

🎉 認定発表

ACTION!健康経営ポータルにて発表。認定証の交付式が開催されます。

6

エビデンスの準備方法 ── 何をどう残せば「対応済」になるか

健康経営優良法人の申請・調査票回答では、「対応済」とした項目について、その根拠となるエビデンス(証拠資料)を社内で整理しておく必要があります。審査時に追加提出を求められるケースもあるため、「何を・どの形式で・どこに保管しているか」を事前に明確にしておくことが、スムーズな認定取得の鍵です。

中小規模法人部門:主要項目のエビデンス例

評価項目 必要なエビデンスの例 「対応済」の判断目安
健康宣言の発信 社長署名入り宣言書、社内掲示板・HP掲載画面 宣言を文書化し、社内外のいずれかで確認できる状態
担当者の設置 氏名・所属・任命日が分かる文書、組織図 担当者の役割が文書で確認できる状態
推進計画の策定 年間推進計画書、衛生委員会での審議記録 課題・目標・施策・担当・時期を含む計画が確認できる状態
教育機会の設定 セミナー実施記録(日時・テーマ・参加者数)、研修資料 日時・対象・参加実績・資料が確認できる状態
受動喫煙対策 受動喫煙防止規程、施設内の対策状況 改正健康増進法に基づく対応が確認できる状態
評価・改善 前年度の振り返り記録、改善計画書 課題・改善策・次年度反映までを記録している状態

大規模法人部門:主要項目のエビデンス例

評価項目 必要なエビデンスの例 「対応済」の判断目安
方針の社内外発信 経営トップ署名の宣言書、統合報告書の該当ページ 方針を明文化し社内外で発信した記録が確認できる状態
産業医・保健師の関与 選任届、契約書、活動記録 専門職が施策検討・評価改善に関与した記録が確認できる状態
保険者との連携 連携協定書、コラボヘルスの記録、データ提供実績 保険者への健診データ提供の実績が確認できる状態
効果検証・改善 効果検証レポート、KPI推移データ、改善計画書 KGI/KPIに基づく効果検証と改善方針が確認できる状態
W500必須:経営レベルの意思決定 取締役会議事録の該当箇所、経営会議の審議記録 取締役会等で健康経営が議題化された記録が確認できる状態

⚠ エビデンス準備でよくあるつまずき

  • Q番号の年度ズレ:申請書・調査票のQ番号は年度ごとに変更される場合があります。必ず最新の公式資料と照合してください。
  • 「該当なし」の扱い:自社に当てはまらない選択項目は「未対応」ではなく「該当なし」として整理し、達成率の分母から除外して考えましょう。
  • 定期健診受診率「実質100%」:育休・休職等の合理的な除外者を整理し、実質100%の考え方で受診率を説明できる状態にしておくことが重要です。

📥 全項目を一括管理できる無料ツール

上記のエビデンス例・判断目安・ファイル名例・保管場所例を含む全認定項目の一覧管理ツールを、無料Excelとしてご用意しました。対応状況をプルダウンで入力するだけで達成率が自動集計され、未対応項目はギャップサマリーに自動表示されます。

7

無料ツールのご案内 ── 認定準備チェックリスト&ワークシート

⚠ 本ツールは、ウェルネスドア合同会社が独自に作成した申請・回答準備用の補助ツールです。公式の申請書・調査票ではありません。実際の申請・回答時には、必ず最新の公式資料をご確認ください。

CERTIFICATION CHECKLIST

健康経営優良法人 認定チェックリスト(中小規模法人部門)

必須7項目・選択(1)(2)(3)の全24項目を一覧管理。対応のヒント・エビデンス準備リスト・達成率サマリー・ギャップサマリーまで搭載した実務ツールです。

Excel(.xlsx)|7シート構成|Ver.1.4(2026年6月版)

CERTIFICATION WORKSHEET

健康経営優良法人 認定準備ワークシート(大規模法人部門)

必須8項目・選択①〜⑰・W500必須3項目の全28項目を管理。「問われる内容の要約」で調査票の読み替えを支援し、エビデンス準備リスト・達成率サマリー・ギャップサマリーまで搭載しています。

Excel(.xlsx)|7シート構成|Ver.1.4(2026年6月版)

ダウンロード
中小規模法人部門
kenko-keiei-checklist-chusho-2026-wellne
Microsoft Excel 32.9 KB
ダウンロード
大規模法人部門
kenko-keiei-worksheet-daikibo-2026-welln
Microsoft Excel 32.4 KB

8

認定のメリット ── なぜ26,850社が取り組むのか

👥

採用力

20代の54.5%が認定支持
応募増加を34.3%が実感

📈

売上効果

認定企業の売上増加率
非認定の1.5倍

💰

金融優遇

補助金加点・融資優遇
保険料割引

  • 融資優遇:日本政策金融公庫の特別利率(基準利率−0.25%)
  • 補助金加点:ものづくり補助金・IT導入補助金等でほぼ全対象
  • 自治体優遇:横浜市・大阪市等が独自の認証+入札加点
  • 離職率低下:銘柄企業の離職率は全国平均の約1/4(2.5% vs 11%)
  • 保険料割引:損保・生保各社が団体保険の割引を拡大中

💡 専門家の視点

"「うちのような小さな会社でも認定が取れるの?」──
答えはYESです。中小規模法人部門は23,085社が認定を受けており、
従業員10名未満の企業も含まれています。
むしろ小規模企業のほうが、経営者のリーダーシップが直接浸透しやすく、
「健康風土」が醸成されやすい傾向にあります。
申請費用も税込16,500円。まずは健康宣言から始めましょう。"

❔ よくある質問

Q. 申請費用はいくらですか?

中小規模法人部門は税込16,500円、大規模法人部門は税込88,000円です。健康経営度調査への回答自体は無料。費用対効果を考えると、非常にリーズナブルな投資です。

Q. 初めてでも2027認定に間に合いますか?

2026年5月から準備を開始すれば十分に間に合います。まず健康宣言事業への参加と経営トップの方針宣言が最初のステップ。3-4ヶ月の準備期間を確保してください。

Q. プレコンセプションケアとは何ですか?

将来の妊娠・出産を見据えた健康管理のこと。性別を問わず、従業員がライフプランに応じた健康管理ができる環境を整備する取り組みです。現段階はアンケート調査ですが、次年度以降は評価項目化が予想されます。

Q. 認定は毎年更新が必要ですか?

はい。認定は1年間の有効期限で、自動更新はありません。毎年、最新の調査票に基づいて申請する必要があります。ただし、一度経験すれば翌年以降は大幅に効率化できます。

Q. ブライト500に選ばれるにはどうすればいいですか?

2026認定から「質」重視に転換されました。適合項目数だけでなく、健康経営の組織浸透度健康風土の把握方法が評価のポイント。フィードバックシートの開示や取組成果の数値化が鍵です。

Q. エビデンスはどんな形式で保管すればよいですか?

PDF・Excel・写真(議事録・掲示物)・スクリーンショット等、形式は問いません。大切なのは「いつ・何を・どの範囲で実施したか」が第三者にも確認できる状態にしておくことです。ファイル名を統一ルールで管理し、共有フォルダに集約しておくと、翌年度の再申請時にも効率的です。

Q. 無料のチェックリスト・ワークシートはどのように使えますか?

中小規模法人向けチェックリストと大規模法人向けワークシートを無料でダウンロードいただけます。対応状況をプルダウンで入力するだけで達成率が自動集計され、未対応項目はギャップサマリーに自動表示。エビデンスの準備例・ファイル名例・保管場所例も搭載しており、社内での準備管理にそのまま活用できます。

📝 まとめ

  • 2026認定は過去最多26,850社(前年比+3,654社)
  • 5つの変更:要件拡大・プレコンセプション・メンタル刷新・KGI三層・質重視
  • Premier制度テーマ別評価ライフデザイン経営が今後の分水嶺
  • 2027申請は2026年8月頃開始→5月から準備開始が理想
  • 中小企業こそ認定メリットが大きい(採用・融資・補助金
  • 認定準備の全項目を管理できる無料Excelチェックリスト・ワークシートを本記事からDL可能

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監修:ウェルネスドア合同会社 代表 狩野 学

免責事項:本記事は一般的な情報提供を目的としており、認定取得を保証するものではありません。最新情報は ACTION!健康経営ポータルをご確認ください。

参考文献:経産省「健康経営優良法人2026認定法人が決定しました」(2026.3.9)/経産省「健康経営銘柄2026」選定企業紹介レポート/第5回健康経営推進検討会資料(2026.3.17)/健康経営ガイドブック2025(認定事務局)/ACTION!健康経営ポータルサイト/アスカゼ「2026速報」/MS&ADインターリスク総研「認定基準変更ポイント解説」/ウェルネスドア合同会社「健康経営優良法人 認定チェックリスト・認定準備ワークシート V1.4」(2026.6)